
「これ、売れるよ!」
20代は、レストランやオープンカフェなどを作っている企業に入社し、グラフィックや、ホームページなどを担当していました。結婚退職をし、生活が変わると自然に、別の形の「ものづくり」を始めていました。
子供用のベビーキルトや帽子を作ったり、服をリメイクしたり。友人にプレゼントすると、「これ、売れるよ!」と言っていただく事もありました。その言葉が後押しとなって、作品を販売するという事が実現したのかもしれません。
インテリアグッズのデザイン。
インテリアデコレーターを一緒に学んだ友人と、2003年にBloom(ブルーム)というデザインユニットを、立ち上げました。 クッション、アイマスク、ランジェリーポーチなどを布で制作し、セレクトショップに置いていただいたのです。やがてスタイリストさんから声がかかり、「FIGARO」や「anan」、「GINZA」などに掲載される事もあり、評判は悪くなかったと思います。
ただそのまま規模を広げる所までいたらず、私の活動は、アクセサリーにシフトしていきました。今でもたまに、インテリアデコレーターの仕事を請け負うこともありますが。
アクセサリーデザイナーとしてのデビュー。
友人にアクセサリーデザイナーがいて。最初は色々と教えていただきました。やがて、インターネットで作品を販売する事からはじめて、2005年、アクセサリーブランド「Razu Creation」を立ち上げました。最初は、娘が保育園に行っている時間に、お店を一軒一軒回りました。やがてブランドの形が整うにつれ、お取引先を招待し、ギャラリーやアトリエでの展示会をはじめました。 アトリエの内装は、アパレルの内装設計が得意な主人が、手がけてくれました。「くつろぎ感」がテーマで、カフェのような雰囲気です。
子供と一緒に、つくる
「「子供がいてブランドを立ち上げるなんて、どうやったらできるの?」と聞かれた事もありますが、私は、ごく自然に、作品をつくり続けることができました。
子供がいると、童謡を歌ったり、かくれんぼをしたり。もう一度、子供をやり直さなくてはならない部分ってありますよね。
ブランド名のrazuというのは、私が幼い頃のニックネームです。子供がお花摘みしたり、ビーズでひも通ししたりする感覚で、作品をつくり続けているのかもしれません。
私が作品をつくっている時に、隣で、娘がおもちゃのビーズでネックレスをつくっていたり。
「デザインを考えたから、これを作れば?」と言われたりもします。
将来は、「ママのお仕事の、お手伝いしてあげる」と言われていますよ(笑)。
休日は、実家のある横浜で自然を満喫したり、美術館めぐりをする事が多いです。現代アートなどは特に、子供心も掴むような気がします。
アンティークパーツや天然石へのこだわり。
私は、時の流れを感じさせるアイテムに惹かれる所があります。
天然石は、何万年もかけて生まれたもの。ヴィンテージのパーツはそこまでの時間は経っていませんが、何年代の製品、と聞いたとき、「母や祖母が、何歳くらいだった頃からあるんだ!」という驚きと特別感を感じますね。
私がよくつかっているパーツは、1940〜50年代のセルロイドや、1920年代のガラスが多いです。日本で海外向けに生産された、初期のプラスチック、ガラスを、最初は海外に行った時に買い集めていました。イギリス、パリ、アメリカなどの蚤の市を探して。色合いが、日本の砂糖菓子に似て可愛いですよね。
次の世代に伝えたい想い。
【6:次の世代に伝えたい想い。】
今後、次の世代に残るアクセサリーを作っていきたいと思っています。
特にキッズ用のアクセサリーは、まず、お母さんに自分用に買っていただくケースが多くて。「子供が大きくなったらあげるわ」という言葉を聞くと、同じく子供を持つ母として、嬉しくなりますね。幼い頃、こっそり母親のアクセサリーをいじったり、おねだりもらったりしていたあの時間を、それぞれの家庭で持っていただければと思っています。
ちなみに、今回ご紹介している新作は、「香り」をテーマにしています。季節の変わり目にふと感じる季節の香り。季節をテーマにした香水を香りながら、作品をつくりました。
ちょっと個性を引き立たせたり、女っぷりを演出するような香水のようなアクセサリーを、お楽しみください。(2008年10月 アトリエにて)
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